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河合隼雄著「こころの処方箋」内容紹介→この本には「常識」が書かれています

coro
以前に名言を取り上げてた、こころの処方箋の内容を紹介します。
沈んだ気持ちにきっと効くこころの処方箋 河合隼雄の名言 

落ち込んだ気持ちのひと「やることなすこと、上手くいかないように思える。人間関係や仕事も上手くいかないし、 少し生きるのが辛い。」 そんなあなたに紹介したい名言です。   この名言は河合隼雄( ...

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こころの処方箋の内容紹介

この本は「『こころ』の処方箋」という題で『新刊ニュース』に1988年2月号より1991年12月号まで連載されたものに10章ほど新たに書き加えたものです。
あとがきに著者のコメントとして書かれていますが、この本には「常識」が書かれています。
実際に著者は、連載を読んだ読者からは「フム、フム、と納得しながら読んでますよ。」と言われ、こういう感情はすでに読者の腹の底にもっていなければ起こらない。
と気づいたと語られています。

55章もあるこの本に書かれているのは、みんなが心の底では理解している常識 というとすごくしっくりきます。
知っているはずだし、言われたらなるほどと思える。そんな新鮮なことが書かれた内容になっています。
だからこそ、普遍な魅力があると思っています。

そして、常識を扱っているからこそ、真理のように思えると思います。

こころの処方箋の魅力

簡単によめる

語りかけるような口調。すらすら入ってきます
また、全55章ですが、1章当たりのページは文庫版サイズで2-3ページほどです。
私の持っているキンドル版では数ページほどです。

緩急のある言いっぷりが気持ちいい

厳しい言葉と優しい言葉が織り交ぜられています
すごく素敵なバランスだと思います。優しい言葉だけではなあなあに口当たりのいいことばっかり言っているのかなという気分になりますが、
そこをズバッと、それは間違いです。みたいな感じで言ってくれます。
清濁あわせ飲むという表現がありますが、清いとかいい子がいう印象がありません。
どちらかというと柔軟というかズルいとか、気楽な気分になれます。
読み進めていくと、偏っている心をすっとバランスを取らせてくれるような、まるで整体で整えてもらうような気分にさせてくれる気持ちよさです。

名言が多い

目次がそもそも名言です。
私が好きなのはふたつよいことさてないものよ。ですが、
最初の人の心などわかるはずがない。も好きです。
臨床心理という心理学者をして、一番最初が人の心などわかるはずもない。です。
痛快すぎます。一時期心理学を学んでいた時期はこの言葉をずっと胸に秘めていました。

社会人になってみると、嘘からまことが出てくるとか、説教の効果はその長さと反比例するのようなものも気になりますね。
55個ありますが、おそらくどんな人でもいいなと思うものがきっとあります。
この本に書いていることを呪文のようにして愛好してくださると幸いです。とあとがきで著者は語っておられました。

目次を紹介します。

こころの処方箋の目次一覧

 

  1. 人の心などわかるはずがない
  2. ふたつよいことさてないものよ
  3. 100%正しい忠告はまず役に立たない
  4. 絵に描いた餅は餅より高価なことがある
  5. 「理解ある親」をもつ子はたまらない
  6. 言いはじめたのなら話合いを続けよう
  7. 日本人としての自覚が国際性を高める
  8. 心のなかの自然破壊を防ごう
  9. 灯台に近づきすぎると難破する
  10. イライラは見とおしのなさを示す
  11. 己を殺して他人を殺す
  12. 100点以外はダメなときがある
  13. マジメも休み休み言え
  14. やりたいことは、まずやってみる
  15. 一番生じやすいのは一八〇度の変化である
  16. 心のなかの勝負は51対49のことが多い
  17. うそからまことが出てくる
  18. 説教の効果はその長さと反比例する
  19. 男女は協力し合えても理解し合うことは難しい
  20. 人間理解は命がけの仕事である
  21. ものごとは努力によって解決しない
  22. 自立は依存によって裏づけられている
  23. 心の新鉱脈を掘り当てよう
  24. 健康病が心身をむしばむ
  25. 善は微に入り細にわたって行なわねばならない
  26. 「耐える」だけが精神力ではない
  27. 灯を消す方がよく見えることがある
  28. 文句を言っているうちが華である
  29. 生まれ変わるためには死なねばならない
  30. 同じ「運命」でも演奏次第で値段が違う
  31. ソウル・メーキングもやってみませんか
  32. うそは常備薬 真実は劇薬
  33. 逃げるときはもの惜しみしない
  34. どっぷりつかったものがほんとうに離れられる
  35. 強い者だけが感謝することができる
  36. 勇気にもハードとソフトがある
  37. 一人でも二人、二人でも一人で生きるつもり
  38. 心の支えがたましいの重荷になる
  39. 「昔はよかった」とは進歩についてゆけぬ人の言葉である
  40. 道草によってこそ「道」の味がわかる
  41. 危機の際には生地が出てくる
  42. 日本的民主主義は創造の芽をつみやすい
  43. 家族関係の仕事は大事業である
  44. 物が豊かになると子育てが難しくなる
  45. 権力を棄てることによって内的権威が磨かれる
  46. 権力の座は孤独を要求する
  47. 二つの目で見ると奥行きがわかる
  48. 羨ましかったら何かやってみる
  49. 心配も苦しみも楽しみのうち
  50. のぼせが終るところに関係がはじまる
  51. 裏切りによってしか距離がとれないときがある
  52. 精神的なものが精神を覆い隠す
  53. 「知る」ことによって二次災害を避ける
  54. 「幸福」になるためには断念が必要である
  55. すべての人が創造性を持っている

私は、ふたつよいことさてないものよ、とマジメも休み休みにいえ がお気に入りです。
この記事を読んだ方が、自分にとってお気に入りの呪文や名言を見つけられますと幸いです。

お読みいただきありがとうございました。

もし、興味ありましたらこころの処方箋、ぜひ読んでみてください。


その他に著者である河合隼雄さんの書籍で他に評判が高いものをご紹介します。




 

ありがとうございました。
明日が今日より素敵になりますように。

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